梶原良成さんの宇都宮大学教授退任記念の「ともに生きる時空展@那珂川」を拝見にうかがう。合わせてもうひとつの美術館、いわむらかずお絵本の丘美術館と美術館巡り。
梶原さんとはJIAの保存問題委員会でご一緒した間柄。栃木県に根を下ろしたしっかりとした足取りを感じた。
会場は木材腐朽問題で話題となった那珂川町馬頭広重美術館。隈研吾は多作であるために一つ一つの建築に思い入れが希薄である。木材腐朽については竣工当時にすでに疑問視されていたが隈研吾は薬剤開発により担保されると建築雑誌等に表明していた。寡作ではある梶原氏の地に足の着いた仕事ぶりとは好対照の建築だった。

もうひとつの美術館は古い小学校校舎の再利用、運営も含め大切なことを学ぶ。



いわむらかずお絵本の丘美術館は家族連れで大盛況。あまり建築を味わえず、少し残念。また訪れてみたい。

那珂川和苑は以前の勤め先の設計。改装されてはいるがシルエットが懐かしかった。

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