富岡市役所前の広場でイベントがあると聞いていたので久しぶりに上信電鉄の撮影を思いつく。肝心のイベントは駐車場にも入れない盛況だったので下仁田へ直行。
あいにく雨模様だが霧雨に煙る背景の山並みをバックに終着駅らしい景色を楽しむ。

700形(旧JR107系)電車も上信電鉄らしく様々な広告をまとって走っているが今日入線していたのは上信電鉄の標準色。スポンサーがまだつかないのだろうか。

一方の500形(旧西武101系)電車は西武時代の塗装で、逆に目を引く。それぞれ余生を山奥で過ごしている。

本当は下仁田とんかつを食べたかったのだが数少ない列車本数のため近所のコンビニでのり弁、ロケ弁といったところ。踏切では古レールの柵を発見。1920年代のドイツ/ウニオン社製。鉄道の愉しみは時間を超えることにもある。

登りの発車後まもなく南蛇井駅で交換した下り列車700形(旧JR107系)が入線してきた。これを迎えたところで南蛇井駅に移動。一つ手前の千平駅はまさに停留所といったところで、さすがには物足らないと思ったが、時間があれば面白いショットがとれたかもしれない。

南蛇井駅は下仁田の二つ手前、典型的な田舎の駅だ。もはや無人駅なのだろうか。先ほど下仁田駅に入線していた700形旧JR107系が先に到着、すぐ6000型が入線、離合する。
上信電鉄の面白いところは車種が規模の割合にしては多いところ。何が来るかわからないところが両毛線や上毛電鉄とは異なる。