昨日は母の誕生日。92歳になった。今日は「天広」で昼食。形ばかりのお祝いをする。食欲旺盛で普段出来立ての食事の機会に恵まれないので喜んでくれたよう。施設の周囲の利用者の中には自分で食事をとれない人もいるとかで母も元気でいることも実感しているようだ。

午後は八高線で高麗川まで往復する。一応改札をくぐり駅まで伸びをして又すぐ乗ってきた高崎行きに乗るというなんとも時間つぶしをしているような列車旅。八高線は高崎を起点にしているにもかかわらずほとんど縁の薄い路線で過去には父と間違って乗ってしまい倉賀野から引き返した思いでしかない。

来年には新型車両の導入が決定したのでその前に撮影しておこうと思い立ち、いわばロケハンとしてまず乗車して仁義を切りポイントを探そうということだった。キハ100、110系気動車には飯山線、小海線、釜石線、羽越本線などで乗ってはいるものの、八高線そのものが初めてに等しい。

高崎から児玉あたりで乗客が入れ替わるのかと思っていたら意外と長距離を乗っていて高崎の経済的存在感を示している。最後まで乗った人さすがに少ないがどちらに行かれるのだろうか。薄の原を走る風景、山間の切通しを走る風景と、群馬の田園地帯とは違った一面があり、面白い撮影行になりそうだ。