1971年 飛騨高山 吉島家住宅
撮影機材ミノルタSRT101+MC35mmf2.8

カメラ技術のまだまだ低かった時代。なんとも不自由なものだった。せいぜい36枚(ハーフサイズ使用では72枚)のフィルムを都度交換、ヨーロッパへの旅行ではX線防護袋に20本も入れて運んだものだ。
フィルムの粒度感も低解像度の証し。ASA感度もせいぜい400止まり。
ところがいま若い人たちの間ではフィルムカメラやフィルム写真風の画像がもてはやされていると聞く。かつて苦労したことを揶揄されているようで気持ちの悪いものである。
あの低解像度の画像のほうがあまりに高解像度のものより真実性を感じるとかオリジナル感を感じるのだそうだ。ただ昔の良くないことを表面的に取り込むのは勘弁願いたいことだ。