2012年2月13日撮影

擬人化しての引退の表現。鉄道車両には独特の情感がある。波型整形のステンレス鋼板をまとった電車もめっきり減った。上毛電鉄も旧京王井の頭線700系も引退が迫っているが資金難で更新が遅れ続けている。JRも大手私鉄も運転間隔、本数の減便のニュースが飛び込み寂しい限りだ。日本経済の縮小、地方の荒廃を示すようだ。

長野電鉄はかつては木島線や屋代線を擁し志賀高原へも国鉄の急行列車が直接乗り入れた時代もあったと聞く。屋代線末期に乗ったこともあるし、鳥居峠超えの輪行の際も乗車した路線である。

長野駅は地下駅になってるから旧日比谷線の車両には違和感はない。おそらくかつてパースの夏期講習の際に上野駅から広尾駅まで乗ったことがあるのではないだろうか。

JR主導の大量生産型の車両ばかりになるのも効率化とは別に旅情も失われるのだ。老テッチャンの戯言。