
県北の大雪が嘘のような穏やかな天気。仕事も一区切り。また新たなはじまり。
普通複写器で印刷するのを「コピーをとる」と表現するところ、未だに「とる」を「焼く」と表現してしまうことに気がつく。
電子複写機が普及する前はトレーシングペーパーや美濃紙の原稿と感光紙を発光体を通し、現像液につけて乾燥させるという方法だった。
青写真焼付が語源で「これ焼いておいてくれる」とかの指示が上司から出て「はい」といった具合だった。
当時現場説明と言うとA1版1式100枚近い図面を10部とか深夜までかかって「焼いた」ものだ。更に面倒なのは単価抜き設計書(金額欄を隠してある見積書)を同部数焼くのが大変でサイズの小ささゆえ身機会のローラーに張り付き出てこない。新入社員の仕事だから最盛期にはこれに追われ図面を書く機会さえなかったほどだ。
今日、つい口から出た「焼く」という言葉から駆け出し当時を思い出した。
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