里山住宅博inつくばに行く。つくばは4回目、何年か毎に行くとそれぞれ違った印象を受けるのだが、今回は磯崎のつくばセンタービルが妙に懐かしい感じ。バブル期のポストモダンの時代が思い出される。

肝心の里山住宅博inつくばは基本的に住宅展示場だった。伊礼さんや堀部さんの建売もあったが建築主不在での作品は難しいもの。それでも堀部さんの住宅は建売のレベルではない。伊礼さんのものは興味深かった一棟は中に入れずながら開口部廻りの詰め方からして非常に見られなかった未練が残る。もう一棟は住宅メーカーの建売そのもの。家具のレイアウトで芸大系吉村順三風の味付けは感じられる。
里山と言いながら雑木林もなくただただ明るい敷地には里山ということがとの齟齬が感じられ、里山に暮らす生活のイメージを作るのが難しい。
やはり商業ベースでは里山住環境を構成するには無理があるのだろう。