月末が近くなり仕事のキリが悪いので月曜だが少し仕事をする。一人きりの仕事場は静かで、それでも宅配便の対応もあり。
新築が主の建築家からリノベやまち作りの時代という人もいうが新築まるごとまとめられて初めてリノベやまち作りだと思う。
シンプルな最小単位を独立して考えることができなければ建築の意味はない。

着工戸数が少なくなったと言っても戸建住宅は20万戸以上。JIA建築家が一年に手掛けているのがせいぜい8000戸位のものであろう。
5%にも満たないのだ。残り95%にどう係るか。新築案件への対応は依然として残る。

住宅メーカーの展示場をみてこれがそのまままちなかに流れるのだから景観も推して知るべしである。売らんかの自己主張だけが蔓延する環境を放置してきてはいまいか。
建築家の職能の基盤であるより良い建築環境の形成ということは1戸の住まいから始まる。気の遠くなるような話だがそれが建築家なのだ。建築家頑張れ。