
3層吹き抜けの階段が多くの人命を奪うことになった。
大規模な耐火建築物は層間の延焼を防ぐために竪穴状の階段やエレベータを遮炎、防火性能のある扉やシャッターで区画するように建築基準法で定められている。
今回の事件は火災とはいえ誰もが想定しにくい事案である。
吹き抜けは開放感もあり、上下階の一体感などデザイン要素としても重要な構造である。こんなことまで想定しながら設計しなくてはならないのかと思うとため息が出る。
社会が病んでいる。情報化社会が人間の存在をどんどん小さくしているのではないか。社会からの疎外感と急速に階層化がリンクして進行しているように感じる。
考える力をAIが奪うのだとしたら本末転倒だ。共生することを重んじてきた日本の社会が拝金主義の黒船によってゆるいでいる。
明日は選挙。つまらない世論誘導にまどうことなく、日本の将来を少しでも良い方向に引っ張っていけそうな人に投票しよう。
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