
6月だというのに半袖のシャツでは肌寒い。こんな日もあろうかとまだ出していたカーディガンを羽織る。
アトリエの白い紫陽花もしっとりと静かに咲いている。夏の前のつかの間の涼しさ。あと一日仕事。やっと体調が回復しつつある。

ので
夜ちょっとなじみのバーに顔を出す。久しぶりにちょっとウイスキーを飲む。蒸留酒とはいえさまざまな要素からなる偶然性も含んだ複雑な味。
すごくおいしいかというと基準がわからないから結局飲み慣れた銘柄が一番ということか。

久しぶりにカティーサークを飲む。真野響子のCMが懐かしい。はじめて当時住吉町にあった「アトリエ」という店でボトルキープした銘柄。
軽い味わいが本格化の人たちからは揶揄されがちだが大胡の住宅の落成のお祝いでふるまわれたのがきっかけで知った。スコッチハウスアップルでも入れたこともあったがそのあとはほとんどスーパーニッカだったから今日は久しぶり。マスターに勧められはっと思いだして飲んでみた。やはり・・・・

次の店ではVAT69の80年代といわれるウイスキーを味わう。さすが懐かしい味わい。酔うだけなら薬用アルコールで用が足りるのだがなんとも複雑な味が楽しみの対象にになるのがおもしろい。たぶん人生もそんなものだろう。建築も。
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