朝、中央小学校だった通学路を前橋駅に向かう。廃校になり子供たちの声も桃井小学校に移動して校舎は静まり返っている。さらに今日は土曜日。子供たちのみならず通勤の自動車の行き来もない。静まり返った道に山茶花が咲くお宅の生け垣が懐かしい。通学のときによく鳴く犬が飼われていて閉口したものだ。

6年間通った小学校は市街地のドーナツ現象と少子化により合併を余儀なくされた。入学したのは戦後の団塊の世代の人達が一段落した昭和33年。東京オリンピックまではあと6年。生活がどんどん変わっていく時代。学校給食の脱脂粉乳。ストーブへの石炭運び。等々懐かしさが漂う道だ。