先週の日曜日から春休みに入り、すっかり怠け癖がついてしまった。北信濃への輪行や本を読んだり古い映画のビデオを観たりと普段したことがないような時間を過ごす。
古い映画を観ているとすでに他界された俳優や昔の景色に会うことができる。1960年日活の「大いなる旅路」では蒸気機関車が続々登場。車両番号まで判読できるのでその後の運命も気になるところ。余剰となっていた18633号機を実際に転覆させるシーンもある。盛岡機関区が主な舞台であり戦前、戦中、戦後と鉄道を巡る様々なシーンが興味深い。高崎第一機関区の扇型車庫を朧げながら思い出した。

副業をめぐって話題になっている。制度として副業を勧めるかのような姿勢に大いに疑問。働き方改革は総労働時間の短縮を目指したのではなかった。まさか本業だけの収入だけでは足らないでしょうという大きなお世話なのか。就職とは会社などの組織に入ることではない。自らの能力で生きていくことである。
多くの経営者は副業など持つ余裕はないはずだ。仕事に人生を賭けているのだ。とにかく仕事の仕方まで政府に口を出されたくない。最も成功した社会主義の国と揶揄されるようなことはゴメンだ。