日本民家園を初めて訪れたのもちょうどこの頃だったと思う。建築設計の先輩が民家に強い関心を持っておられ、この日本民家園があることを教えていただいた。

向ヶ丘遊園駅からのゆるい坂道を15分ほど登ると入口が見える。5月目前、春が早足で通り過ぎようとしている最中、躑躅など春の花が彩りを添えている。地方出身者の多い川崎市の住民に親しまれているという。

もちろん学術的な研究材料であり、囲炉裏に火を入れるなど保全に努めている。今日はJIA行事の打合せのための上京だったのでゆっくり観ることは出来なかったが初めて訪れた41年前を懐かしく思い出した。