一般的には土日休日となっている。皮肉なことに休日の人をサービスする業種が必ず必要になる。キリスト教国のように日曜日はみんなが休もうというのとは少し違うようだ。最も流石に崩れてきてるようだが。そんなわけで仕事は月曜日を休む。外に出るともちろん皆さん一生懸命仕事をしているし、少し後ろめたい。今日は休日らしいゆっくりとしたペースで過ごす。少し寒の戻りあり。風も強く吹く。

「百日紅ギャラリー」へ「鈴木強平と友人たち」を見に出かける。久しぶりにロードバイクで足慣らし。レイパンを履かないと股間があたって結構乗りづらいものだと改めて知る。帰りに「モグ」によったら自転車に乗るにはヘルメット着用がきまりかと興味本位に聞く知人にあったが、転倒したときには則役立つものだから規則でかぶっているのではないのだ。

鈴木強平は地元選出の国会議員。旧連雀町に住まわれていたとのこと。同年代の芸術家の後援を続けた。大好きな「南城一夫」の作品展示も有り懐かしかった。
アーツ前橋での「横堀角次郎と仲間たち」の展覧会にちなんで開いたとのこと。自分が師事した「小見辰男」先生のアトリエで稽古の間によく名前を聞いたことのある作家も展示されていた。

一方展示はなかったが上毛かるたの絵札の作家として「小見辰男」先生の絵をTVでもよく見かけるし、群馬土産で駅でペーパーホルダーに印刷したものもあると言った具合でちょっと嬉しい。ふとあの時代の作家の絵を見ながら思い起こした。

アーツ前橋で過去の郷土作家の作品を取り上げたのは初めてではないか。但し、中央画壇との関連性を軸に展示していたのはいかにも住友文彦館長らしい。
前橋市が死蔵している過去の作家が陽の目を見ることは少ない。芸術作品として評価が定まり残っていくものは数少ない。しかし郷土作家が絵画教室などを通じ子供たちに美術に対しての素養を植え付けてきた功績の評価されてもよいのではないか。少なくとも地方美術館の仕事ではと思う。