
天皇陛下の84歳の誕生日。ますますご健康であられてほしい。
陛下は先の敗戦の責任を一身に負ってこられたのではないかと思う。
戦跡はじめ天災の現場まで実に丁寧に出向かれた。ペリリュー島まで出向かれたのも戦争を知らない世代である現政権中枢への戒めではなかったのだろうか。
1941年、中国東北部(満州)の権益を巡ってアメリカを始めとする列強との対立からABCD包囲網(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)によって石油禁輸などの経済封鎖を受けた。軍部を始め力を過信し、また政府や官僚もメンツから座して日干しになるよりもと軍事行動を起こしたのが太平洋戦争といわれる。
いま北朝鮮に対して「制裁」と称して石油製品禁輸を国連が決めたと報道された。
1941年の日本が暴発した状況と真逆とはいえ「窮鼠猫を噛む」と故事に似る。やけになって北朝鮮が行動を起こしてもおそらくそれは勝ち目のない戦になるだろう。
しかしそのことによって日本にも甚大な被害が出る。なにしろ新潟からわずか1200kmのところに平壌はあるのだ。
制裁という言葉はひどく高慢に聞こえる。日本の立場は番長の後ろからアカンベをしている小心者に過ぎない。
なんとしてでも開戦は避けてほしい。朝鮮半島にいる在留邦人の保護など具体的な対応策が見えない。
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