昨晩は久しぶりに伊香保温泉に投宿。伊香保温泉でも数少ない木造旅館「横手館」を選ぶ。国登録有形文化財でもあり、JIA住宅部会のセミナー打ち合わせに見えた他県の会員にも紹介したいと考えた。
冷房のない時代の建物で廊下に通気口が取られているのが興味深い。プライバシーよりまず暑気対策というのが自然でありおおらかである。

初めてじっくり話し合うことも多く有意義であった。
これに先立ち会員の自宅を2件ほど、拝見に伺った。オープンハウスのときには見えなかった生活感が難解な建物の使い方を解き明かしてくれた。想像力に脱帽だ。設計が好きであること、生活を楽しめること。設計者にとっていちばん大切なことであろう。セミナーでは設計者のデザインについての主体的こだわりについて誤解を恐れずに提言していきたい。