不残業日につき夕方に立川町通りに新しく移転開店した「泰処 セマクテ」を覗いてみる。馬場川通りの小さな店にはよく通ったものだがどんな店になるのか楽しみだった。
タイ人と日本人のご夫婦が営む明るい雰囲気はそのままだ。トムヤム麺とグリーンカレーを注文、但し小さいサイズでシンハー付き。
ビールの空きケースで作られたスツールが新鮮。インテリアそのものはごくシンプルにスッキリしていて、ことさらアジアを強調するものではない。若い人がデザインすると現代の潮流からはこういう感じになるのかな。隣が熊野神社の参道という組み合わせも面白い。タイ料理という異文化交流の場でもある。

もともと日本は異文化の受け入れに寛容であった。漢字という中国から輸入された文字なしでは現在の文化、文明はなかったであろう。最近の偏狭なナシュなリズムは自己中心的な幼稚なものであり、隣国にも自己中心的な思いを強要するものだ。もっとも善良な隣国ばかりではない。蛇に飲み込まれないためには蛙は知恵を絞らなくてはならない。力ずくというわけには行かないのだ。