
建方(上棟)を控えた現場の木材の製品状況と加工管理を確認に茨城県坂東市の工場に出張した。
本来であれば近くの杉林を11月頃伐採し、そのまま山で葉枯らし乾燥し、頃合いを見て製材し、大工さんに墨付けから手加工で刻んでもらいたいところだが工期や予算、熟練技能者の不足と、希望通りの手配は難しくなってしまった。

今回も輸入材のプレカットという一般的な工法となった。工事発注後、鉄骨の加工のごとく製材所側とメールで何度もやり取りしながら架構の詳細を詰めた。
検査した工場は非常に大規模で納入された木材はフィンランドやオーストリア、カナダと木材の計画伐採により再生持続なめどが立っている国のものだ。
品質は安定しているようにみえる。ただ慣れ親しんだ材木とは異質なものに感じてしまう。これも時代の流れには正常進化ということだろうが味気ないものでもある。
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