午後から天候がくずれるというので今日も軽く敷島駅まで走る。意外と暖かく、かつ向かい風もない良い自転車日和だった。
上越線の渋川沼田間は撮り鉄のたくさん集まる区間。今日も蒸気機関車の牽引する列車が走るということで沿線にはカメラを抱えた人たちが思い思いに場所とりしている。

偶然上りの115系電車とC6120牽引の列車が敷島駅構内ですれ違う。D51のほうがこの線区では先輩だが旅客専用のC61形式のほうが貫禄があるようにみえる。
JRは引退したSLを再整備して走らせているが鉄道の持つ魅力を合理化一辺倒でなく保っている姿勢に好感が持てる。部品維持も大変だろうがぜひ続けてほしいものだ。

古いもののリフォームと言えば残念な話題も一つ。TV番組「ビフォーアフター」が終了するとのこと。

TV番組として視聴率確保、スポンサーへの配慮など制約が大きいもののリフォームという分野に陽を当てた功績は大変大きいのではと思う。
初期の恣意的な演出にあきれ殆ど見ていなかったのだが、2013年の今頃、制作会社から突然出演の打診を受けた。当然躊躇したのだが好奇心に負けて出演を決意し、2014年8月10日「白鳥が見えない家」の番組に出演した。

制作スタッフの異常な粘り強さが特に印象に残っている。あちらも大変な世界だ。
全面リフォームの仕事を通して新たな分野の可能性も少し見えた。

最近になって「空き家、空き地」に関する話題が急に多くなった。昨年から2件、リフォームの仕事を前橋の街なかで携わる。

住宅はすでに供給過剰の時代に入った。さらに地方においては首都圏への人口集中のあおりで限界集落の出現、単に大企業優先の労働政策によって生み出された非正規雇用の低賃金層の増加は新築住宅の可能性を低くしつつある。今後さらにリフォームの重要性が増すものと思われる。この番組も時代を先取りしてその役目を果たしたものと思われる。今度は我々の出番だ。