二年ぶりのクラス会。11名参加。体調の優れない者、家族の世話で都合がつかない者等々それぞれこの年代特有の問題を抱えている。
今年の時点で7名のクラスメートが旅立ってしまった。今日集まることができたことを素直に喜ぼう。

会場のさくらホテルの前は映画で「北関東新聞社」になった協栄生命ビル。駅前通りの五差路の目印が消える。

前橋一中もすでに旧校舎の姿はない。雁行型で両翼に特別教室を配したプランで表情が乏しくなりがちな公立学校にあってそれなりの存在感があった。
後年中学校の設計を担当した際はこのプランを参考にさせていただいた。

1階昇降口のピロティの独立柱は明らかにル・コルビジェの影響がが感じられ、北側の付属室の屋根はカタルニャボールトのようであった。但し汲み取りトイレが別棟にあり、これは後に倉庫に改修された。この辺が時代を感じさせるところ。

今日集まったメンバーはみなそれぞれ大変元気。すっかり中学校の頃に逆戻り。但し二次会では山登りが話題の中心に。
現役を退きつつあり余暇と体力つくりを熱心に前向きに取り組んでいる仲間。
そう、与えられた時間を有意義に過ごそう。そんな気持ちに改めてなったひとときだった。