
今晩はJIA住宅部会の市民講座WGへTV会議の形で参加。3時間に及ぶ。
パンフレットの校正が主な議題。
外苑前とインターネットが結ぶ。
言葉の一つ一つの意味。解釈が会員間で微妙に異なる。
共通見解を持っているはずでも譲らないで議論が続く。
違い言葉の間にたくさんのはっとさせられることが埋まっている。
一人では理解できないこと、接することができない知識。
長時間に渡るとはいえ貴重な時間だ。
JIA入会以来、この会の理念を理解しようと務めてきたつもりだが建築という職能を全うすることは大変難しいものだ。
高邁な精神を持ってしても先立つ経済的基盤がなければ絵に描いた餅になってしまう。
そのせめぎあいの中にいつもいる。
それでも上京してでも参加したこの会の会員から実に多くのものを学んできた。人材の宝庫である。
とりわけ住宅部会の会員の多くは住宅という建築の原型に近い分野の仕事を続けている。
住宅という依頼者と所有者と使用者が同一という距離感は建築家の仕事の原点であろう。
市民講座は一般の方々にこの会について理解を深めていただく企画。地道な活動だが自らも立ち位置がぶれないよう思いを反芻するだけでも参加する意味がある。
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