
陽がいよいよ詰まってきた。夕方「太田皮膚科医院」、「山本理容室」と近くで所用を済ませ表通りに出ると車の燈火が夜が近づいているのを知らせている。まあ夕方なのに国道が渋滞していないのは喜ぶべきことなのかどうか微妙なところではある。
かつて夕方ぼんやり赤い尾灯の列をぼんやり歩道橋の上から眺めたことがある。ガゾリンの臭いと走行音、夕方の景色はほっと気持ちが静まる。

朝のTV番組で今日はビツェンツァからベネチアまで列車移動が紹介されていた。
逆コースを辿って旅行した思い出がよみがえった。
ポストモダンの時代、パッラーディオがブームになったことがある。今の若い人たちは堅実というか身の回りのささやかな暮らしの中に価値を見出しているらしい。新建築住宅特集は豪邸は身を潜め、なんとも質素な住宅を取り上げている。
バブル時代、絶対的に価値があるもの、時に高価なものに憧れ、手に入れようと頑張っていた世代にはなんとも歯がゆくも思える。
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