昭和20年8月5日から8月6日の夜、前橋市街地はアメリカ軍の激しい無差別爆撃にさらされ、家屋が焼き払われ多くの民間人が殺害された。
71年も前のことで当然自分自身は経験していないことで、両親や年長者に聞かされたに過ぎない。
しかし、比利根橋脇の防空壕跡の慰霊碑に千羽鶴や献花をみるととりあえず平和に暮らす現在をありがたく思う。

過去があり、その上に現在があり、そして未来が来る。どうか安寧な日々が続いて欲しい。

比利根橋は昭和8年6月竣工と橋の南詰、西側の銘板に書かれている。
完成後12年目に戦災に会い、それから71年、街の変化を見続けてきた橋だ。
かつては前橋の町の北の玄関口であったと思う。
ちょっと力んでデザインされた痕跡がかわいらしい。