早朝母と散歩をするようになった。遅い歩みに合わせるのに少々戸惑ったがすっかりなれた。街中の道は早朝でも自動車の往来はある。道路横断にはことさら注意がいる。母も足元が気になって自動車までなかなか気が配れないし、相当余裕がないと横断も難しい。もちろん横断歩道がある場所を必ず渡るが歩行者用信号は半分くらい渡ると点滅を始め急ごうとするから転倒でもされたら骨折の危険があるから静止しつつ、進行してくる右左折の自動車を注視しつつ渡るのだが、年配者でも信号無視やすぐ近くを渡ってしまう人もいてヒヤッとする。

横断禁止の表示があるところで横断すると道交法では20,000円の罰金とある。保険の査定でも過失割合が30%以上とされている。今般芸能人の交通事故死が話題になっているがマスコミ界では仲間をかばうかのように本人の道交法違反をはっきり伝える論調は見られない。両親を老人施設にお世話になっている身としては個人宅を回って送迎している施設職員の苦労を知っているので横断歩道直前の車道上での事故原因を運転者の過失だけにする見方はできない。