明日から支部大会。本来なら保存問題群馬大会のはずであったが支部の意向でアーキテクツガーデンとの統合の形で支部大会となった。
保存問題大会は各地域会を巡回するかたちで地域固有の建築の保存についての問題を掘り起こすという目的で始まり、群馬では3回目となる予定だった。
建築の保存と一口に言っても会員相互で保存側と解体側双方の立場になるという内部矛盾、利益相反を抱えており保存問題委員会はいつも難しい立場に立たされてきた。保存要望書ひとつも保存という最終目的に向かって推敲に推敲を重ね、言葉を選び、秋刀魚は目黒にならないよう細かい神経を使うことを求められてきた。

多くの時間をそのために割いてきた歴代委員の方々の労苦は並大抵のものではない。
今回支部大会の一部という位置づけになったが同委員会の役割は建築文化の継承という意味において重要さは少しも軽いものにはならない。

ともあれ日頃会えない旧知の会員との再会は楽しみである。三日間では有るがJIA会員であることを楽しもうと思う。