ロードバイクが故障で乗れないので予定が狂い手持ち無沙汰。
高橋まゆみ人形館を覗いたり寺町を散歩したり菜の花畑の中を歩いたりとゆっくり春の飯山地方を楽しむ。
帰路は志賀高原越えを選ぶ。上信越道では退屈で睡魔に襲われそうな気がした。
湯田中までは菜の花をはじめりんごの花やたくさんの花が咲いていたが志賀高原に入るとまだまだ春は浅い。

丸池地区の旧志賀高原ホテルに立ち寄る。現在は志賀高原歴史記念館となっている。

玄関のキャノピーの下には暖炉にくべるであろう丸太の輪切りが積み上げられていて、さすがにこれは営業当時はなかったことだろうと思えたが火の気、人の気があるのはよいことだ。

スキーリゾートのはしりの建築だ。昭和12年営業開始とある。残っているのはおおむね玄関部分だが当時の面影を感じることは出来る。

お昼を旧ダイニングで摂る。さすが軽食のみの営業だから多くを望めないがきちんと教育されたスタッフが元気よく応対していたのが印象的だ。

ちょっと時間移動したような得をした気分のひと時を過ごした。

ただ一般道なおかつ山道を140km運転するのはさすがに閉口する。前橋に無事着きほっとする。