かつては小正月、丁稚さんたちが帰省する日だったそうだ。
元服式の人と薮入りにちなんで「成人の日」としたと聞く。
今は変に日曜日にくっつけて15日から離れてしまった。
土日休んでいる人たちがどのくらいいることだろう、運輸や物流、販売店舗などなどむしろ休みどころではない業種も増えた。いっそのこと15日を「成人の日」したほうが公平のような気がする。

1月15日は我が家にとっては「成人の日」でもあり、妹の命日でもある。
前橋市の保母の仕事に就職が決まり、鎌倉への級友との旅行を楽しみにしていた矢先、突然旅立ってしまった。
先週は祖母、今週は妹と続く。

生きていれば今年の8月で満60歳。定年になり第二の人生を踏み出そうという年である。どんな人生を歩んだことだろう。残った兄は迷走の43年。墓前にこっそりわびた。

今朝はスキーバスの大事故。若い人が犠牲になった。やりきれない思いを持つ家族の気持ちを考えるとつらい。