40周年記念パーティーに出席、旧知の会員に会う。
和歌山に帰った森岡さん、飯田市から松下さんをはじめ多くの会員と言葉を交わす。
1987年に入会したJIAだが活動の拠点は東京であり、11年前に参加した住宅部会での活動がJIAでの主なものである。

ここで実に多くを学んだ。精神的な支えでもある。今後もそうであろう。
時代の変化の中で変わっていくもの、変えてはいけないもの、見極めなくてはならない。
建築家の価値を改めて考えたい。

追記(2015-12-11)
まずこの会を企画、準備した部会スタッフに感謝申し上げたい。
JIAには以前の勤務先の所長が群馬県建築士事務所協会の会長を務めていた当時、自分が幹事を引き受ける際に員数合わせのように他の所員数名とともに入会させられたというのがほんとうのところだ。
したがって勤務時代にはさしたる活動もせずにいたのだが独立開業してさて継続するかどうか迷った。

当時、群馬でも活動が地道に始まっておりその中で事務所の規模にかかわらず熱心に建築を考えている方々と出会い、以降お付き合いが続いている。
開業直後には「建築セミナー」に1年間通う。
そして群馬では代表は重任しないという申し合わせが有り順番がめぐり2006年から群馬代表、及び支部幹事を務めた。
これらの経験は支部との距離感を埋め、住宅部会への参加を果たした。

住宅部会は住宅を中心に設計をしている会員が多い。
西欧的建築家という概念は「コンドル」以降、西欧建築の模倣をベースに国家的な建築を作ることを主眼において来たといえる。
一方住宅は大工の棟梁の時代から住宅産業という新しい構造に変化した。

本来関わりのなかった一般住宅に建築家が関わるようになったのはおそらく昭和40年代以降であろう。
住宅の設計に建築家がどのように関わるのか。また関われるのだろうか。
部会設立40週年の節目にあたり、考えていかなければならない課題である。