今日、10数軒の住宅を訪問する機会があった。
ほとんど全てTVドアホンでまず応対。
もちろん玄関ドアは施錠。

いったんドアホン越しでまず応対。
おそらく隣近所とも同様であろう。

少し前までは夏など玄関の戸は開けたままであった。
そもそも玄関の戸は引き違いのガラス戸。
内外部空間がドアで隔絶されることは無かった。

防犯や省エネということで戸締りも随分厳重になったものだ。
世相の反映とはいえ、現在の犯罪事情をそのまま鵜呑みにしていないだろうか。
これが原因で近隣との意思疎通「コミュニケーション」が希薄になることを助長させていないだろうか。

建築設計者として街つくりなど考える上で大上段に構える前にこんな些細なことにも目を向ける必要がありそうだ。