
今、街角のあちこちから金木犀の香りが流れる。
一歩間違うとピコレットだがこの香りは秋の深まりを伝えてくれる。

いつも記憶がよみがえるのが小学校2年生の桐生への遠足。
当時「ホッピング」という遊具で遊んでいて左ひじを骨折してしまった。
この影響は意外と大きく、まず水泳プールへのデビューが遅れ、体育の授業も見学。体育は決定的に苦手に。
そして秋の遠足は桐生市の 桐生が岡遊園地・動物園。

体の不自由な息子のために特別に母親が付き添ってくれた。
岡公園への坂道に金木犀の香りが強く漂っていた。
岡の上から西桐生駅に出入りする上毛電鉄の電車が見えた。まだ茶色の車体の時代だ。
花の香りはいろいろあるが今も金木犀の香りが一番印象強いものだ。
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