最近写真を撮るのにマニュアルフォーカスでとることが多い。
せっかくオートフォーカスに進化したのだが40年前のレンズを使うので必然的にマニュアルフォーカスとなる。MINOLTA MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5は最近オーバーホールし、可動部品も良好である。現代のレンズではないのでゴーストもそれなりに出る。
趣味の写真である。まして動くものはほとんど撮らない。建築写真からしてそうである。
光という自然現象をレンズで集め、それをフィルムなり撮像素子に写し取るわけだ。
デジカメであれば自然現象のアナログをデジタルに変換する。

写真は情報が多ければよいというものでも無い。自然の中の写し取りたいものを際立たせたいときやその場の空気感を表わしたいとき、ただ映せばよいというものではない。

絞り、シャッター速度、さらにデジタルによって選択幅が広がった感度。
この三つを有効に組み合わせることで作り出せる画像が現代の写真の楽しみ方である。
ならばより積極的にこちら側から設定に迫っていくことが愉しみを深くしていく。

ミラーレスカメラの場合、ビデオ画像を見ながら各調整を行なっていく。
絞り効果を確認しつつ、さらに露出を自在に変えられるのも面白い。

絞りで画像を作り、シャッター速度と感度のバランスを見ながら画質と手振れを釣り合いをとりシャッターを切る。
一枚一枚、じっくり撮る。

全自動でとれば何枚も取れても大事なことを見落としそう。
これは建築の設計にも言えることだが。「コピペ頼りだめですよ」