近々に店を閉める「きさく」の常連が集まってのお別れの会に参加。
久しぶりに古くからの常連が顔をそろえた。厨房は山猫さんが仕切ってくれたが主人公たる「健さん」は療養中で姿がなく、現実を思い知らされる。

30年以上通った常連も多く、かつての話題でひとしきり話が進んだ。
全部でも15席程度の小さな店だ。入れない客は近所で待機と全盛期をしのばせる。

自分にとって人生の中盤の節目にいつもあった店だ。
行きつけの店はほかにもあるがやはり特別な店だ。
突然の閉店になんともいえない寂しさを感じる。
「健さん」の快癒を祈るばかりである。

長年預かっていただいていた盃を持ち帰る。大事に管理されてて欠けのひとつもない。
「きさく」の思い出とともに手元で大切に使おう。
名残が尽きない。