故金子進一の書き残した絵画の原画を奥様のお許しを頂いて画像保存したいとの思いから預かっている。
そろそろお返ししなくてはならないので級友を呼んでわずか一時間余りの「金子進一 個展」を開いた。

30点余りの作品のなかには昨年のクラス会で配られた絵ハガキの原画シリーズもあり、一同彼を偲んだ。
絵心という才能、人を楽しませる才能。自分には劣る部分に嫉妬さえ覚えるものだ。

人生の半分が病との対峙というなかで残していった作品の数々。
今感傷に浸るのではなく自分がこれからどうするか考える日々。
後ろから蹴とばされている思いがする。