今年の1月に亡くなった金子進一の書き残した作品を奥さんから借り受け、複写した。
いずれ画集をまとめるつもりだ。また今度の日曜日には級友にも原画を見てもらう。

彼が絵を描いていたのは知っていたが、残された作品を見ていると彼の無念さが伝わってくる。
30年前の結核発症以来いつも死と隣り合わせの生活を送ってきた。
その生活の中で絵の中にひとつの安らぎを得ていたのだと思う。

彼との50年にわたる交友も断たれてしまったが残された絵がまだ彼に繋がる糸として残った。