ハートランドとは地政学上の言葉であるらしいがビールの名前でもある。
ドイツでビールと表記する条件としてコーンスターチや米等の混入を認めていないと聞く。
そう思って瓶や缶の品質表示を観るとドイツ的にはビールと言えないものが多い。
ドイツで飲んだビールはあまりにも味わいがやさしかったのが印象的だった。
スーパードライやバドワイザー等とは好対照。
ふとやすらぎのときには欲しいビールである。

今日は昼間は群馬県建築士事務所協会中央支部の役員会、
夜は日本建築家協会群馬地域会の月例会議、
法人制度の改正がそれぞれの会で話題になる。
会の存在意義を改めて考える。
建築設計という職能はまだまだ社会に認知されているとは言い難い。
同じ職能人が組織を形成したときにまず何をなすべきか真摯に考えなくてはならない。

いつもあっているメンバーだが、一年ごとに年齢が上がっていく。
気が付いて唖然とするのだが役所に行ったら全て年下。当たり前のことではある。

自分は定年がないから、しかし確実に世代交代の準備をしなければ米田設計の未来はない。
テンションを下げないようにしつつ、あるいは第一線を退いた後の身の置き場をいかにと考えることは楽しいことでもありさびしいことでも有る。
但しいえることは定年をじっと無難に待つことではなく、次のステップに登るために一層テンションを上げなくてはならないことだ。

さいわい事務所のスタッフも前向きに頑張っている。
彼らに少しでも多くのものを託したいと思う。
若い時の判断は振り返ってみるとはなはだ独善的であったり、未熟、あるいは知識不足からくる誤った判断をしがちだ。
自分の勤めとしては自分が失敗したことを教訓として彼らがその轍をふまないように助言することだと思う。
その意味であえてわからずやの頑固爺になろうと思う。

とまあハートランドに思いを寄せての酔っ払いの戯言。