事務所の近くに南北に走る通称五間通り沿いにはカトリック、プロテスタント系、ロシア正教系等4つの教会がある。
この付近は元前橋城の城内で有力者が住んでいた地域である。
生糸貿易の関係で横浜とのつながりも深かったせいか、キリスト教が広まるのも早かったようだ。

一番近くの前橋カトリック教会からは鐘の音が響いていた。
自分が最初にクリスマスなるものに遭遇したのはおそらく50年以上前になるだろうか。

家業の関係で洋菓子店からクリスマスケーキを購入した。
明治生まれの祖父母をはじめ、両親も見たこともないわけだ。
通常大事なものは神棚に奉げてそれからいただくものだが、さすがに何か違和感。
子供心になにか両親たちが困惑していたことを記憶している。

昨日は早くも近くのコンビニで半額セール。
家でケーキが食べられた人は幸せな人。
半額になってもケーキの価値はどうなんだろう。

ふと見かけたケーキからいろいろ思い出してしまった。