
今、前橋の街は街路樹のハナミズキの花で華やいで見える。
事務所の鉢物も一斉に花をつけ始めた。
モッコウバラが今年も元気だ。
春はどんどん進んでいく。
宮城県に行ってきてから一週間たつが、現地のことを思い出すと複雑な思いがある。
新幹線と一緒に写っている建設中の仮設住宅。
この差の大きさはこれからもっと広がっていくのかもしれない。
福島第一原発では一向に混乱が収まらないようだ。
原発は高度経済成長とともにモンスターのごとく成長した。
文字通りモンスターとして人間に牙をむきつつある。
金を出せば何でも手に入ると思っていた社会が極めて脆弱であることを思い知らされた。
トップの判断の事例研究として菅政権は多くのテーマを与えた。
原発は自民党政権と経済界の負の遺産である。
専門的に難し過ぎる課題を背負わされたとき、瞬時に判断することは一国の責任者として迷いがなく判断できることなのだろうか。
「たられば」の話はこれからどんどん出てくるだろう。
後知恵はだれでも口にできるとはいえ、判断手法を学ぶ機会であるし、経営者としてかじ取りを誤ることのないよう「他山の石」としよう。
もっとも原発が完全停止すればの話だが。
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