JIA保存問題神奈川大会は今年は横須賀である。父の長兄は横須賀から海軍陸戦隊で上海事変に参加、中国軍の狙撃に会い戦死した。今年は父の希望で長兄ゆかりの横須賀へ一緒に参加する。建築見学は帝国海軍時代の近代化遺産をめぐるものだった。父は戦時中中島飛行機に工員として勤めていたのでかつての海軍の鋸屋根の工場内に興味を持ったようだ。

かつての主要な施設はいまだ米海軍が接収したままになっている。旧横須賀鎮守府長官官舎も戦後アメリカ海軍の官舎になっていたようだが決して豪華な官舎ではないので大柄なアメリカ人には窮屈であったとおもわれるが占領軍として象徴の意味で使用したのか。

説明にあたった海自の広報担当は「自分は海軍3代目」という、「軍人は面子を重んじる」といった。自衛隊の中でももっとも旧軍の伝統を受け継いでいるといわれる海自の空気を感じる。