沼田や赤城南面の現場巡り。
秋の深まりと共に奥利根の山々の頂きには雪が。
紅葉も鮮やかさが薄れつつある。
秋の名曲といえば「里の秋」
鮫島由美子のCDを車中で聞いていた。
しかし歌詞をよく聞き直すと出征兵士の家庭の囲炉裏端の情景。
昭和初期のような雰囲気の現在、人事ではない。

静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた

明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨(よがも)の 渡る夜は
ああ 父さんのあの笑顔
栗の実 食べては 思い出す

さよならさよなら 椰子(やし)の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ(注) 父さんよ御無事(ごぶじ)でと
今夜も 母さんと 祈ります