
二週間も延び延びとなっていたパリッシュ出版新社屋の撮影が建築写真家「斎部功」さんによって行なわれ、終日これに立ち会った。
パリッシュ出版はタウン誌の「パリッシュ」をはじめ、マーケティング調査など広く消費者を対象とした事業を展開しているが、全国展開に先立ち新社屋を建設することになり、設計監理を当社が担当した。
デザインコンセプト
グローバルとリージョナルの対比。白い外壁と大きな庇
発展する企業をあらわすべくシンプルながら未来志向のメタリックな素材やモノクロームな色彩でまとめられたが、一方会社発展をめざす情熱を表す赤でまとめられた階段吹き抜けとの対比の美しい社屋となった。
環境への危機感が叫ばれる中、企業の姿勢として環境配慮が問われる.
オフィスビルでありながら省エネルギーのために大きな屋根を架けることで、夏の直射日光がオフィスに差し込まない工夫をし、冷房負荷の低減を図った。
庇下のハイサイド換気窓を遠隔操作で開閉を行うなど春秋であれば雨天でも雨が吹き込まない仕掛け等、もともと日本の建築がやってきた自然との共生を新しい形で試みた。
同時に外壁のメンテナンスの間隔が広く取れ、維持費削減にも貢献している。
一方エントランス廻りには歩廊をめぐらし、濡れ縁のような中間領域を設けることで外来者にも親しみやすい、近所付き合いのような優しさを演出し、まさにコミュニケーションの企業であることを表現した。
パリッシュSスタッフ
お世話になりました!
先日の社屋撮影は大変、お世話になりました。建築写真家「斎部功」さんの撮影が10:00からはじまり、外観・社内撮影と進め、気がついたらお昼。それからアッと言う間に夕方になり、ほぼ1日がかりになりました。車の移動・水まき・デスク周り(小物の移動)とお手伝いいただきまして、すみませんでした。
事務所スタッフの皆さんにも宜しくお伝え下さい。
米田
こちらこそありがとうございました。
せっかくの休日、ありがとうございました。撮影に立ち会いながらじっくり設計の効果を確かめることが出来ました。