今日は今進行中の自宅の被介護目的WCの塗装を行った。使用しているドイツ・リボス社の塗料カルデットは亜麻仁油を主成分としている。若いころ油彩画を描いていたので懐かしい匂いでもある。

2001年に「ひと・環境計画」が主催した「ドイツエコバウツアー」に参加した。
当時シックハウス症候群が話題になり始めたころだった。すでに環境問題に踏み込んでいるドイツの旅行を通じてその後の建材選択の方針が固まった。
自然素材といってもVOC「揮発性有機物質」が放散していることは変わりなく、針葉樹系の木材など独特の香りがするものだ。杉、ヒノキ、松、ヒバ、それぞれ独特の香りがあるが、正直不快に感じられる方もいる。亜麻仁油もお世辞にも良いにおいとは言えない。
また自然素材由来の建材は化学合成のものに比べ、耐久性が劣ることもあり慎重に扱わなくてなならない。
書斎は自宅内工事個所に隣り合わせなので今は針葉樹合板と塗料の香りが混ざり、まるで工事現場にいるようだ。長年工事監理に携わってきた習慣を懐かしく思い出す。
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