正月の鉄道写真は高崎線を初撮りした。
高崎線は駅を出ると大きく左にカーブしながら直線路に達するがこのカーブ付近に旧国道17号線との立体交差のための跨線橋がある。
この付近の下和田町に叔父一家の住まいがあったので休みの日に訪問することがあった。
父と二人で線路に沿った道を歩き、橋の上から旧髙崎第二機関区の様子を覘いたものだ。
当時は客車列車がまだ主役の時代、今日のようにカラフルではなかったが大型電機が群れを成して停車していて子供心にも大変印象に残る風景だった。新幹線ができてからは優等列車の走行は激減して長大編成とはいえ通勤列車ばかりのいささか寂しい高崎線ではある。

橋そのものは架け替えられていて当時のものではないが機関区の建物は当時のものが多い。
今年の鉄道写真を撮るにあたって、まず父との鉄道の思い出の振り返りから始めることにした。