個人店にはその店独自の味わいがある。今日のおやつは赤城山ホテルのチャイとスコーン。濃厚でスパイシーなチャイと滋味深いスコーンは今日のような寒い冬にはぴったりだ。個人店では店主自らが調理し焼かれた菓子はそのまま陳列棚に並べられる。マスクの扱いが取りざたされる現在、個別包装で勝手に客が手にするのではなく一見不便そう、またはちょっと気まぐれで手が出しにくい面のあるが衛生的ではある。
一方人件費節約のためだけのセルフサービスの業態が増えてきた。まあ腹いっぱいにするだけであれば安直さも受け入れられるだろう。食券なら金銭管理が楽だが、安全性という点でリスクを抱えているともいえる。かつて医院の受付窓口はガラス戸できちんと区画されていたがいつのまにかオープンが普通になってきた。ところがコロナ禍以降ビニールの仕切り板などが後付けてつけられた。結核など栄養不足の昭和期の感染症対策に逆戻り。しかしまんざら後退とも思えない。危険はいつも周りに潜んでいるのだ。
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